MUKU-DATA  杉 AD(自然乾燥)造作材 製材

写真は杉の造作材、厚みはよくある30mm、35mm、45mm等ではなく
65mmだったり、80mmだったり・・
製材所を営んでいる方であれば
例えば4m 300×70mmとか、2.5m 170×90mmとか
杉の造作材である程度乾燥して節の無いものを作るのは
生材であったら可能であろうが、ある程度乾燥していて
造作材として使っても支障ないものとなると材の手配は難しいと感じるだろう。

予め、厚盤として製材したものを
いつ?どんなサイズか分からない要望に対して事前に備えて乾燥させておかなければ
こういった材の要望が来た際に対応はできない。

問屋さんたちに聞くと杉の特注サイズの造作材が挽ける工場は
全国的にも殆どなくなったらしい。
桧材に関してはまだ何社かあるらしいが・・
杉の特寸となると頼むところが皆無な状態とのこと。

いつ、どんな寸法のものが出るか分かならいものを
いつまでもストックしておけないし、挙句に単価は安いとなれば
そりゃ、やってられないとなるだろう。
たまたま弊社に厚盤のストック材が少量あったので
今回はご要望にお応えできたのだが・・

昨日、製材時に出てくる端木端(チップ用)を持って行ったら
そのチップ工場は今日で会社をたたむらしい。
えぇぇーーーーっ だ。
製材時の木端を今後どこが引き取ってくれるのか
新たに探さなければならない。
数年前に、帯鋸の目立てを急に止められた際も
新たに目立てしてくれる工場を探すのに一苦労した。

零細製材工場を取り巻く環境は常にそんな状態で
みなさんギリギリの環境で何とか成り立っている。

そういった細かな造作材や要望に応える事ができなくなり
そういった材の供給ができなくなったとしても
既製品の木材を使いながら別な方法で納まりを考え作ることは可能かとは思う。
どこも一様に画一的な造作になっていくのだろうけど。。

世の中は必要がなくなったものは自然と淘汰されていく。
仮に必要だったとしても需要が少なければ継続することはできなくなる。
需要が少なくなったとしても本当に必要なものは
もしかして少しは残るかもしれない。

もし、地域の小さな製材所がなくなったとしたら・・・?

後継ぎの問題、技術の継承、弊社も今後の課題は山積みの中
日々の業務に追われ対策できずに過ぎていく。
小さな製材工場だけど、製材業はずっと続けたいとは思っているのだが・・

どなたか製材をやってみたいと思う人はいないだろうか?
丸太を製材機に載せて、必要な部材へ割っていく。
量産工場での機械の補助的要因ではなく
目利き、技術が製材された材に反映される製材。
ただ単に挽けばいい訳ではなく
それぞれの現場で使われる為に必要な木の特性と使われ方を理解して
それに見合う材を作っていく必要がある。
建築材であれば建築の事、
家具材であれば家具の事、
ある程度はその木材がどんな使われ方をするのかを理解していないと
適材は製材できない。
製材できるって事は、木に関して実は多くの知識と経験が備わり
成り立っている。
木に関して本当の意味でのプロフェッショナルと言える。

いよいよやりたい人が表れないようであれば
自分がやるかとも考えている。

じーさん(初代創業者) 今の状況どう思う?

(天国のじーさんに時々聞いてみる)